検尿異常の検査の進め方
<尿潜血(血尿)陽性の場合>
①中高年…膀胱がん、腎臓がんの可能性→尿の細胞診、エコー検査(膀胱、腎臓)
②その他の検査異常あり→腎炎疑い、腎臓結石疑い→腎臓専門医で検査
③無症候性血尿 (尿沈渣で赤血球 5個以下/毎視野)→経過観察
(蛋白尿の合併、肉眼的血尿→腎臓専門医で検査)
<尿タンパク陽性の場合>
①無症候性蛋白尿 (尿タンパク(±)から(+))ー>経過観察
②尿タンパク(2+)以上の時
血尿を合併する時 ー>腎臓内科で検査
血液検査異常(+)の時 ー>腎臓内科で検査
③体位性蛋白量 (痩せ型、腎臓下垂) →生理的蛋白尿(病気では無い)
早朝尿(−)、来院時(+) →前弯負荷テスト
④その他
慢性糸球体腎炎
ネフローゼ症候群(浮腫(+ ))
腎硬化症(高血圧症による動脈硬化) など